ギフト

ポルノグラフィティ( 色情塗鴉 ) ギフト歌詞
1.ギフト

作詞:新藤晴一
作曲:岡野昭仁

生まれながらの才能のことを神様からのギフトと人は
呼ぶらしいけれど僕のはちっちゃい箱だな

リボンもなくて色だって地味で みすぼらしいその箱が
なんか恥ずかしく後ろ手に隠していた

最初に空を飛んだ鳥は翼を広げた格好で
どのくらい助走をつけて地面を蹴ったんだろう

自問自答きっとそこには答えがないことを
意外と前に気付いてたかも 悩んでる自分に酔っていた
明日に架かる橋はもろくも崩れそうで
今行かなくちゃ 駆け抜けなくちゃ 心さえ軽やかに行けたら

どこかで僕を悪く言う声 耳を塞いでやりすごしてた
それでも聞こえる なんだ自分の声じゃないか

夢に重さはないんだけれど言い訳ばかりなすりつけて
やっかいなものを背負っている気になってる

鳴り止まぬ歓声を浴びる人は遠い世界さ どうせ
どうせ自分なんかって思う その度にギフトが

少しは自分にも期待してみたらどう?って
意外にうまく跳びだせるかも 想像よりもやれるかも
信じてみることが甘いかどうかなんてさ
自分の舌で舐めてみなけりゃ がっつり噛みつかなきゃ分かんない

月夜に浮かぶ街のシルエット 真っ黒な壁のようにそびえ
呑み込まれないうちにそっと人知れず 抜け出してみせる

威風堂々ぎゅっと胸にギフトを抱いたままで
箱の中身が飛び出す時を 今や遅しと待っている
明日に架かる橋はもろくも崩れそう
今行かなくちゃ 駆け抜けなくちゃ 心さえ軽やかに行けたら


2.ポストマン

作詞:新藤晴一
作曲:ak.homma

軽やかにベルの音を響かせて行くよ

赤く塗られた自転車に跨がって
野を越え山越え走る俺はポストマン

宛先はちゃんと書け 届けてやらねえぞ
送りたい気持ちだけ あの人の名を強く記せよ

どこまでも行こう 君が望むのならば
革の鞄 肩に担いで行くよ ポストマン

固く封を閉じてるのに零れてる
ため息が詰まった手紙を渡すのは

俺だって気の重い仕事なんだけど
青いインク滲ませた 君の涙をそっと届けよう

いつの日か君の口笛が漏れるような
そんな手紙 書いたら風より早く運んでやる

スフィンクス前ポストからシベリア3番街へ
天安門広場から世田谷通りまでも任せろ

どこまでも行こう 君が望むのならば
朝一番 郵便受けを覗いてごらん
あの人の返事が届いているかもしれない


3.ダイアリー 08/06/09

作詞:岡野昭仁
作曲:新藤晴一

最近もTVの中 僕を見かけたりするだろう?
まさかこんなにやれてるなんて僕も思ってなかった
誇らしい気持ちもあるけど「運が良かっただけでしょ?」と
自分自身に聞いてみたけど「違う」って言えなかった

君ならなんて言うのだろう?

でも僕には唯一偽りないものがある
こんな自分にも手放せないもの見つけた
目の前の君に歌い続けてることが
僕自身の明日に繋がっていくこと

見果てぬ夢より今は叶えた夢の方が多くて
これから僕に何ができるか悩ましいこともある

君の見る夢はどうですか?

まだ僕の中に眠っている僕がいる
そう信じているよ 照れるけど本当だ
いつか完成するまで歌い続けるから
そんな僕に付き合ってもらってもいいかな?

迷いがちな僕のことを受け止めてくれてサンキュー

喜びの歌 歌っていても 憂いのギター弾いていても
探してるもの見つけよう 一緒にね